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PROFILE

プロフィール

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組織名

ドライ ストーン ウォーリング アソシエーション オブ ジャパン

Dry Stone Walling Association of Japan

設立

2011年11月

会長

鈴木研一郎(欧州建材)

所在地

〒444-2149 愛知県岡崎市細川町石田16-6

連絡先

0564-45-6864

会員数

26名(2023年8月現在)

 

Dry Stone Walling Association of Japan

当協会は、伝統的石積み保存会としてはじまりました。英国で認定資格を取得し、現地で石積み職人たちとの交流を続けて来ました。
2011年1月、英国のDry StoneWalling Association of Great Britain(DSWA)の承認の元、美しい景観や庭園に欠かせない伝統的な石積みを保全し、技術を次世代の職人に継承するためDry Stone Walling Association of Japanとして設立されました。現在の資格取得会員は20余名。全員が有資格者の団体です。

石積みは日本でも古くから城、神社仏閣、土留め、庭園といったところで見かけられ、石を積み上げて強固な垣や土留めとする技法でその技法には「練り積み」と「空積み」がありますDry Stone Walling(空積み)は、英国だけでなく日本でも城の石垣や庭園などあちこちで使われている手法で、世界中でも古くから最も多く使われてきた技法です。
「練り積み」とは裏込めや胴込めにモルタルやコンクリートを使いながら石を積む工法、一方「空積み」はモルタルやコンクリートを使わず、石や砕石を裏込めに使用します。つまり「空積み」とは石のみを使い壁や土留めを作っていく伝統的で高い技術が求められる工法です。
 

Dry Stone Walling
(ドライストーンウォーリング)

当協会が紹介する石積みとは、ドライストーンウォーリングと呼ばれる英国式伝統工法です。
英国式といっても、内部構造や断面図は日本の石垣のそれと良く似ていて、主には空積みによって行われ、石や砂利を裏込めに使い積み上げられます。積み上げられた石の表面に表れているのは、石の小口や小端という小さい面で、広い面や長手部分は石積みの内部に隠れています。
石どうしのかみ合わせを考え、積み上げた石壁の中央部に荷重を集めることにより石積みの強度を作っていく。それがドライストーンウォーリングなのです。
 

ドライストーンウォーリングの良さ

ドライストーンウォーリングの長所のひとつに自然に優しいことが挙げられます。
空積みで積まれた石壁は地震や衝撃に対して崩れることはあっても、壁(面)として倒れることはありません。ブロック塀は撤去の際、産業廃棄物として処分しなければなりませんが、空積みで積まれた石壁は、作業の過程で産業廃棄物が発生しません。
また一度作った石積みは、崩して別の場所に積むこともできますし、床に敷くなどの再利用が可能なので廃棄する必要がないのです。そういった意味では、空積みは地球に優しい技法であり、廃棄を要さない石材は資産価値を有するものであり、SDGsであると言えます。
しかし、一番の良さは天然素材である石は一つとして同じものは存在しません。その一つ一つを手作業で加工し積み上げられた美しさは実際に見ていただくと理解していただけると思います。